6月20日のカズレーザーと学ぶ。では、リンの過剰摂取が老化の原因になることを教えてくれましたので紹介します。
腎臓が老化の原因に
人の老化に似た症状の突然変異のマウスが発見され、そのマウスはリンを体外に排出できないという特徴があるマウスでした。リンは体内に必要な物質ですが、摂取と排泄のバランスが崩れると老化が加速する原因となってしまいます。
摂取した必要以上のリンは尿から排出されるのですが、腎臓機能が低下すると体内のリン濃度が上がり、老化の原因となってしまいます。
リンの濃度が高くなるとリン酸カルシウムとなり、血中にリン酸カルシウムが増えると動脈硬化・慢性炎症の原因となってしまいます。
腎臓のフィルターはネフロンという名前なのですが、ネフロンは一度傷つくと再生しません。年齢とともに減少し、60歳には約半分になってしまいます。
リンの過剰摂取に要注意
腎臓が悪くなる原因の1つにリンの過剰摂取があります。
成長期はリンがないと成長でいませんが、大人にはそれほどリンは必要ありません。健康な食生活でもリンは必要量の3倍は摂取しているといわれており、インスタントなどの加工食品の場合は必要量の5倍は摂取しているといわれています。
リンの過剰摂取が起こると、リン酸カルシウムが増加し、腎臓がダメージ、血中のリンが増加という負のスパイラルに。
つまり、リンの過剰摂取予防が老化対策になります。
リンが多い食品
リンはタンパク質に多く含まれていますが、タンパク質を減らすのは栄養バランスが崩れてしまうので、その摂り方を工夫するのが大切です。
リンには2種類あり、その1つの有機リンの中でも、大豆に含まれているリンはフィチン酸という物質ですが、これは人体では吸収率0%です。肉や魚は吸収率は20~60%と食材によってまちまちです。
一方で要注意な無機リンは、食品添加物に含まれており90~100%吸収されてしまいます。
食品添加物は食生活を豊かにするものですが、高齢、糖尿病、高血圧、慢性腎臓病といわれた人は控えた方がよいです。ハム、ソーセージや冷凍食品、菓子パン、スナック菓子などは要注意です。
原材料名にリン酸塩(Na)や乳化剤、pH調整剤、加工でん粉、かんすい、酸味料など書かれていると要注意です。
座りすぎも要注意
体内でリンが増えてしまう原因の1つが、私たちの骨から溶け出してくるリンです。
30分以上同じ姿勢でいると、骨からリンが溶けだしてくるといわれています。30分に1回歩くことでリスクを減らすことができます。
まとめ
ぜひ参考にしたいと思います。
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