6月24日の世界一受けたい授業では、今注目されている細胞を若返らせる奇跡の成分「ウロリチン」を教えてくれましたので紹介します。
細胞を若返らせる成分「ウロリチン」とは?
今、細胞を若返らせてくれる成分として、ウロリチンが注目されています。
ウロリチンとはザクロなどに含まれている、ポリフェノールの「エラグ酸」の腸内代謝物です。ザクロの実やザクロジュースを体内に取り入れて、腸内細菌で分解されると「ウロリチン」になります。
1年間、毎日8オンス(250ml)程度のザクロジュースを飲み続けることで、脳機能の活性化や、視空間認知の改善が見られたという実験結果も出ています。
細胞を若返らせる「細胞の再活性化」
細胞が老化するというのは、細胞が古くなって傷つき、機能が低下することです。細胞は古くなると、活性酸素によって傷ついた細胞を速やかに修復できなくなります。
しかし、細胞を再活性化できれば、若々しい細胞に生まれ変わらせることができることがわかってきました。
細胞の再活性化には「オートファジー」と「サーチュイン遺伝子」がポイント
オートファジーは、ノーベル賞を受賞された大隅良典先生が解明された、細胞内のリサイクルシステムのことで、使えなくなったタンパク質や細胞小器官を分解して再利用するというもの。細胞内の新陳代謝を促し、新しい細胞に生まれ変わらせます。また、細胞から有害物を除去する働きもあります。
サーチュイン遺伝子は長寿遺伝子とも呼ばれており、活性酸素で損傷したDNAの傷を修復する働きがあり、細胞を元気にします。
オートファジーとサーチュイン遺伝子を活性化させることが、細胞の再活性化には重要なのです。
細胞の再活性化を促す「ウロリチン」
オートファジーとサーチュインをダブルで活性化させてくれるのがウロリチンです。年齢と共にオートファジーとサーチュイン遺伝子の働きは低下してきます。
オートファジー活性化には、高脂肪食を控えたり、サーチュイン遺伝子活性化には、筋トレなどの運動などが効果的とされており、これらを達成するにはカロリー制限や断食になりますが、なかなか続かないし、栄養に偏りが出てしまいます。
カロリー制限や断食をせずとも、ウロリチンを摂取することで、オートファジーとサーチュイン遺伝子を活性化してくれるのです。
ただし、ザクロを食べた人全員が効果があるわけではなく、ウロリチンはザクロに含まれるエラグ酸が腸内細菌によって分解されることで、作り出される成分なのですが、腸内細菌叢は人によって違い、エラグ酸を摂取してもウロリチンが産生されない人が約半数います。
ウロリチンのサプリメントは、エラグ酸からウロリチンを生成する腸内細菌を持っていない人でも効果があると注目されています。
老化予防サプリ「NMN」
2023年1月14日の世界一受けたい授業で紹介された老化予防サプリのNMNと組み合わせても。
NMNの記事はこちらをご覧ください。サーチュイン遺伝子を活性化させてくれる成分です。
まとめ
ぜひ参考にしたいと思います。
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