6月18日の世界一受けたい授業では、乳酸菌・ビフィズス菌の選び方を教えてくれましたので紹介します。
乳酸菌とビフィズス菌
乳酸菌は1857年に発見され、植物や動物などの自然界に広く存在しています。
ビフィズス菌は1899年に発見され、母乳で育つ乳児の腸管から発見、多くは動物から発見されています。
ヤクルト1000の睡眠改善効果があるといわれていますが、脳と腸は迷走神経でお互いの情報を交換しており、乳酸菌シロタ株は緩やかに作用することで、脳の交感神経の高まりを抑制し、一時的なストレスを和らげてくれると考えられています。
発酵乳ケフィアから発見されたYRC3780株は、去年よつ葉乳業と北海道大学の研究結果でストレス応答と睡眠の質を改善することが報告されています。ストレスホルモンのコルチゾルを減らしてくれることで、睡眠の質とメンタルヘルスを改善されることが示唆されています。
腸内細菌
人間の腸内細菌は1000種類以上、約60兆個、重さ1~2㎏いるといわれています。
この中に乳酸菌、ビフィズス菌も含まれています。
大きく分けて善玉菌、悪玉菌、日和見菌に分けられており、発見されて名前が付けられているのは1割ほどしかいません。
乳酸菌だけでも400種類以上、ビフィズス菌は90種類以上いるといわれています。
腸にはたくさんの種類の乳酸菌がいる方がいいと言われているので、偏食は避けた方がよいです。
免疫系を上げる乳酸菌
乳酸菌 L.ラクティス プラズマ乳酸菌は免疫を上げる乳酸菌といわれています。
免疫細胞の司令塔の樹状細胞に直接働きかけてくれ、健康な人の免疫機能の維持に機能しているといわれています。
プラズマ乳酸菌は取るタイミングが大事で、夕食後に食べるのがおすすめ。
起床から15~19時間後、腸の細胞が修復される腸のゴールデンタイムといわれており、朝7時に寝ると夜の10時~夜中の2時がゴールデンタイムです。腸まで届くのに4時間ほどかかるので、夕食後で食べるのがおすすめなのです。
整腸作用のあるビフィズス菌
酢酸を作ることで悪玉菌をやっつけてくれます。
しかし、大人になるほどビフィズス菌が減ってしまいます。
乳幼児の1/100に減るといわれています。
ビフィズス菌 BB-12は生きて腸まで届いてくれるビフィズス菌で、お通じを改善してくれます。
記憶対策ヨーグルト
ビフィズス菌 MCC1274は認知機能の1つである、記憶力と空間認識力を維持してくれ、認知症予防に効果があると報告されています。
脳と腸の密接な関係を調べている中で発見された菌です。
歯周病ケアにおすすめの乳酸菌
L8020乳酸菌は歯周病ケアにおすすめの乳酸菌。
虫歯のない健康な子どもの口内から発見された乳酸菌です。
肌のうるおいにおすすめの乳酸菌
ラブレ乳酸菌がおすすめです。
漬物のすぐき漬けの中から発見された乳酸菌です。
便秘で悪玉菌が増加し、菌が悪いものを産出すると肌荒れの原因となると考えられています。
ラブレ乳酸菌で腸内を改善することで、肌荒れを防いでくれます。
内臓脂肪におすすめの乳酸菌
ガセリ菌SP株が内臓脂肪におすすめの乳酸菌です。
食事と摂取することで、肥満気味の人の内臓脂肪を減らす働きが報告されています。
1990年代に健康な日本人の腸内から発見されています。
脂肪の塊を大きくすることで、消化酵素の働きが抑えられて、脂肪の吸収を抑えてくれます。
プリン体・尿酸値におすすめの乳酸菌
PA-3乳酸菌がプリン体、尿酸値におすすめです。
プリン体が分解されると尿酸になり、最終的には体外に排出されます。
しかし、暴飲暴食で尿酸が多くなると、結晶化して痛風や尿管結石になってしまいます。
PA-3はプリン体を食べて分解し、尿酸値の上昇を抑えてくれます。
まとめ
ぜひ参考にしたいと思います。
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