3月25日の世界一受けたい授業では、花粉症などのアレルギーの新事実を教えてくれましたので紹介します。
ナッツ類アレルギーが増えている
ナッツ類のアレルギーが今増えており、3歳~6歳の子供の食物アレルギーの原因第1位となっています。2025年からの表示義務にくるみが含まれるようになりました。
しかし、菊地亜美さんもそうでしたが、ナッツアレルギーがあると思って検査をしても、ピーナッツ、くるみ、カシューナッツにはアレルギーを示さない陰性だったのですが、花粉症を発症していると花粉食物アレルギー症候群を生じることがあります。
花粉のタンパク質と食べ物のタンパク質の構造が似ているために、食べ物を摂取すると、花粉が入ってきたと交差反応が起こって炎症を起こしてしまうのです。
他にもすぎ花粉症の人はトマトに、しらかんば花粉症はりんごやもも、ぶたくさ花粉症はメロン、スイカに交差反応を起こす可能性があります。
アトピー性皮膚炎に効果的な食べ物
アトピー性皮膚炎は皮膚のバリア機能が低下し、アレルギー物質が侵入、そしてアレルギー反応が起こるのですが、あるものを摂取すると防げる可能性がわかってきました。
そのあるものとはヨーグルトなどに含まれる乳酸菌。
近年の研究で皮膚と腸内環境に密接な関係があることがわかってきました。生後12か月までに乳酸菌をほぼ毎日摂取している子どもたちは、アトピー性皮膚炎の発症率が低下することが報告されています。ただし、乳酸菌にもたくさんの種類があるのでどれが効くのかはまだ研究中です。また、牛乳アレルギーのある人はヨーグルトの摂取には注意してください。
また、近年の研究でアトピー性皮膚炎は「ペリオスチン」という物質が皮膚の奥で作られていることが判明してきました。ペリオスチンとは、骨や歯を形成するときに重要なのですが、アトピー性皮膚炎の人の皮膚に大量に作られ、インテグリンという神経細胞が反応することでかゆみを感じてしまうそうです。現在はペリオスチンの働きを抑える「CP4715」という化合物質を発見されており、もうすぐ薬になるかもしれません。
アニサキスアレルギー
近年増えてきたのが魚介類の寄生虫のアニサキスのアレルギーです。
アニサキスに噛まれていない人も突然発症する可能性があるそうです。
アニサキスアレルギーを発症してしまうと、魚介類を食べられなくなってしまいます。ひどい人は、お味噌汁のかつおだしにも反応してしまうとのこと。
まとめ
ぜひ参考にしたいと思います。
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